コカミドDEAは、ヤシ油由来の界面活性剤で、非イオン系の界面活性剤です。起泡性に優れている成分で、洗浄剤・起泡剤・親水性増粘剤として使用される成分です。
コカミドDEA(ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド)
成分評価 3
コカミドDEAとは
コカミドDEAのコカミドは、ヤシ油由来の脂肪酸の事をいい、コカミドプロピルベタイン、コカミドMEAなども同様にヤシ油由来の脂肪酸を使用しています。そんなヤシ油脂肪酸(コカミド)とジエタノールアミド(DEA)とを縮合反応によって得られる、ジエタノールアミンがコカミドDEAです。非イオン系で洗浄力はほぼ無いですが、起泡性にすぐれている事もあり、主の洗浄成分の助剤として、使用される事が多い、また、泡の安定性も非常に良いで使い勝手の良い成分でもあります。
また、コカミドDEAは、頭皮などへの緩和効果が期待できるため、主成分の洗浄成分が、ラウレス硫酸Naのような高級アルコールシャンプーについては、洗浄力が強いため、主成分の刺激を緩和するために配合させる場合がある。そして、アミノ酸シャンプーなどにも使用されている成分です。
コカミドDEAの表示成分名
“コカミドDEA“については、化粧品としての表示名です。化粧品と医薬部外品において成分表示がかわります。医薬品または医薬部外品としては、”ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド“と表示されます。
コカミドDEAの効果、効能
コカミドDEAは、アニオン系洗浄成分の助剤として使用する成分で、起泡性、泡安定性、増粘剤のある成分です。刺激を緩和する成分でもあるため、高級アルコール系の洗浄成分から頭皮をプロテクトするために使用されるのシャンプー成分でもあります。ノンシリコンシャンプー、アミノ酸シャンプーで使用されていますが、刺激性が低い事で、洗顔剤、ボディーシャンプーなどでも使用されているなど、幅広い使用用途の成分です。
コカミドDEAの毒性、副作用、安全性
コカミドDEAについては、発がん性の有無が、よく言われ発がん性のあるシャンプーなどと言われる事がありますが実際は違います。これは2011年に世界保健機関(WHO)の付属機関である、国際がん研究機関(JARC)が、「ヒトへの発がんの可能性あり」と評価された事があります。これは、コカミドDEAの毒性について、マウスによる実験による結果によって、肝臓、腎臓にがんが発生した結果によるものとの事ですが、かなりの過剰投与していめデーターです。人であれば、毎日バケツ一杯分ぐらい飲む事に相当する結果です。評価結果としては、グループ3に相当するコカミドDEAの発がん性ですが、お茶を飲む、歯の治療をする、豊胸シリコンを入れると同様の発がん性レベルになります。
また、コーヒーを飲むのも、さらに危険度の高い発がん性をもっています。4~5杯程度であれば、良いため、それほど、コカミドDEAの発がん性については心配する必要は無いと言えるでしょう。
成分が含まれる製品一覧
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ハルシャンプー(株式会社nijito)
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守り髪(株式会社ティエラコスメティクス)
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参考資料
“コカミドDEA(ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド)起泡性に優れた刺激緩和成分” への14件のフィードバック