トリートメントにはシリコンが入っている。シャンプーでは、ノンシリコンを使っているのに、トリートメントとなると、シリコンたっぷりを使用してる人をよく見かけます。今回そのあたりに注目してみました。
トリートメントには、シリコン成分がたっぷり

市場では、ノンシリコンブームなので、そんなシャンプーが良く売れています。
一方で、知ってか知らずか判りませんが、シリコン入りのトリートメントをよく使用している人をみかけます。見てて、非常に不思議なんですが、どうゆう気持ちなんでしょうか?
それでは、シリコンについて、どんなものかをまとめてみました。
トリートメントに入っている シリコン成分とは
一般的に”シリコン“と呼ばれていますが、シリコンとは、元素のケイ素と呼ばれる、元素の事で、あなたが思っている油やゴムのような物質ではない。
正式名所としては、”シリコンオイル”だったり、”シリコーン”と言ったりするが、ここでは、そんな化学的な話をしても、難しいので、一般名称の”シリコン“で話しをすすめます。
シリコンは、全体的に、非常に安定性に飛んだ物質で、特に耐熱性、耐薬品性に優れている物質です。その性能を使って色々なものに応用されている。
化粧品に入っているシリコンの種類
シリコン成分は、耐熱性、耐久性が良い成分で、トリートメントとして使用した場合、ドライヤーの熱から髪の毛を守ってくれる事や髪の毛の多い人の場合、ボリュームダウンなどが出来るトリートメント成分となります。
ジメチコン
ジメチコンは、代表的なシリコン成分で、シリコントリートメントに入っているシリコン成分の代表格といえます。また、ジメチコンは、ガスコンのような経口薬の主成分にもなっているように体内に入ってもまったく影響の無い成分です。またコンディショナーやトリーメントとして髪の毛に使用した場合、成分が浸透、結合する訳ではないので、24から36時間程度で、脱落してしまいます。そして、シリコンー系のトリートメントは全体的にボリュームダウンをする傾向があります。
シクロペンタシロキサン
シクロペンタシロキサンは、環状型のシリコンで、ジメチコンと比較すると、軽めのトリートメント成分です。またジメチコンと比較すると髪の毛から落ちにくいという特長をもっています。その特長を利用して水に濡れても落ちにくい、ウォータープルーフなどに使用しているシリコン成分です。
アミノプロピルジメチコン
アミノプロピルジメチコンは、ジメチコンの持つメチル基の一部をアミノプロピル基で置換されたもので、アミノプロピル基が、カチオンとなるため髪の毛の持つマイナス電子に吸着する性質となるため痛んだ部分に特に吸着しやすいため、シリコン系の中では吸着力の強いシリコン成分です。
シリコンスチーマー
野菜や肉を入れて、電子レンジでチンなんて使っているものは、オールシリコンで出来ています。耐熱性が優れているのと、口に入って危険なものが出てこないため、こんな使い方が可能です。
ポリ袋の潤滑剤
一般的には、ご存じない方も多いですが、家庭にある、ポリ袋食品を入れたり、ゴミをいれたりする袋、ビニル袋なんて言う人もいますが、これは、袋がくっつかないように、内側にシリコンが塗ってあります。よく見ると、油膜があります。
洗濯洗剤の柔軟剤
シャンプーやトリートメントだけでなく、洗剤にもシリコンが入っています。これは、繊維と繊維の摩擦を減らし柔らかくする、柔軟剤の目的で、入っているものです。
医療用品
注射器の針は実は、シリコン油でコーティングされています。これによって、注射をしたときの傷みの軽減となっいます。また、整形外科の世界では、未だにシリコンがよく使用されます。
ここに上げたのは、シリコンを使った商品等の説明ですが、シリコンは、非常に安定した製品で、生態への影響が少ないため安全性の高いものといえます。
シャンプー トリートメントのシリコン成分の評判
シャンプー等に入っている場合、シリコンは毛穴につまって、禿げるとか、頭皮に悪影響があるとかる等の話をよく聞きますが、たぶん、ノンシリコンを初めて販売した業者が考えたキャッチセールスが、広まってしまった結果だと思います。
実際シリコンが、毛穴に詰まって、トラブルがおこったり、頭皮に付着して問題発生するなどはありません。あれば、さきほど説明した、医療部品特に体内に挿入されるようなものや、口に入るようなものに、使われるでしょうか?
ただし、シリコンは、親油性がありますので、お仲間であり、性質が似ている頭皮や髪の毛、に付着しますが、結合するまでの力が無いため、しばらくすると、脱落してしまいます。付着していられるのは、せいぜい2~3日程度です。
トリートメントのシリコン成分の役割
シャンプーやトリートメントには、シリコンが入っていますが、目的としては、コンディショナー機能が大きいです。
つまり、髪の毛を表面をコーティングする機能です。
シリコンは耐熱性が高いため、ドライヤーの熱から髪の毛を守ってくれます。
シリコンは、安定的なものですので、腐らない特性があります。一方でノンシリコン系のシャンプーやトリートメントには、シリコンのかわりに入っているオイルは、酸化して臭いを出す場合があるので注意が必要です。
シリコンは、髪の毛のツヤがでて、髪の毛同士がつかなくなるため指通りが良くなります。そのため、摩擦も減りますので髪の毛が絡む事も少なくなります。また、油脂ですので、全体的にボリュームダウンの傾向があります。シリコンのコーティングされる事で、紫外線でのダメージも軽減します。
ただし、コーティングだけの機能となると、だいたい24時間程度経過で、どんどん脱落する傾向がありますので、補修という事は、期待が出来ません。
また、よく欠点とされますが、髪の毛が薬品に強くなるため、カラーリングといったものも染まりにくい事になります。そのため、黒髪でストレートを維持している人なんかは、シリコン入りがおすすめになります。
シリコンとノンシリコンは、機能で選びましょう。
シャンプーの方は、圧倒的に、ノンシリコンが多いのですが、トリートメントについては、シリコン系が多いのも事実なのもあります。
実際洗わないタイプのトリートメントは、シリコン入りが多かったりするのでカラー等を定期的にする人は、シリコンのコーティングが邪魔するため、ノンシリコンタイプが良いかもしれません。
参考資料
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