トコフェリルリン酸NaはビタミンE誘導体と呼ばれているもので、ビタミンEを水にも溶けるようにした両親媒性成分で、抗酸化、保湿効果、水分保持機能、抗炎症効果、酸化防止、皮膚コンディショニング、乳化剤、乳化安定、親水性増粘剤、還元剤などの効果がある成分です。
トコフェリルリン酸Na(Sodium Tocopheryl Phosphate)
成分評価3
トコフェリルリン酸Naとは
トコフェリルリン酸Naは、省略してTPNaとも呼ばれるビタミンE誘導体とも呼ばれる成分です。一般的にビタミンE(α-トコフェロール)は油状ビタミンと呼ばれるもので、本来は水に溶けません。そんなビタミンEのヒドロキシ基(旧ヒドロキシル基)をリン酸に置き換えエステル化したものをナトリウム塩としたもので、リン酸基を導入する事で水にも溶解が可能な両親媒性となった成分です。
トコフェリルリン酸Naは、化粧品成分として使われる場合の表示名ですが、医薬部外品使用する場合、dL-α-トコフェリルリン酸ナトリウムと表示されます。
またビタミンE誘導体は、オリジナルの化粧品を作る為に個人で購入して使用したりする成分のひとつです。
トコフェリルリン酸Naの効果、効能
トコフェリルリン酸Naは、ビタミンEの持つ抗酸化作用を受け継いでいる事で、抗酸化作用によって肌荒れ防止などが期待でき、保湿効果、水分保持機能、抗炎症効果、酸化防止、皮膚コンディショニングなどがある成分です。
そして、両親媒性のため界面活性剤と同様に、乳化剤、乳化安定、親水性増粘剤、還元剤などとしても使用できる成分です。
トコフェリルリン酸Naは、抗酸化性が高く活性酸素(ROS)を中和する働きがあるものですが、活性窒素種(RNS)の抑制効果もある事が判っています。活性窒素種は、一酸化窒素(NO)やパーオキシナイトライト (ONOO–) の事をいい、肌表面に紫外線があたることで発生するもので、活性酸素と同様に様々な皮膚障害につながるもので、紅斑、メラニン生成、バリア機能低下、創傷治癒の遅れ、乾癬などの関与が考えられています。
トコフェリルリン酸Naの毒性、副作用、安全性
トコフェリルリン酸Naは、肌の改善を促す効果があり、既存の化粧品に混ぜる事で効果が出る事から、比較的安全性が高い成分である。また毒性、副作用についてのデーターがありません。
成分を含む製品一覧
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参考資料
dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウム(cosmetic-info.jp)
“[トコフェリルリン酸Na]ビタミンEをリン酸で水溶性化した抗酸化成分” への4件のフィードバック