ニンニク根エキス,ニンニクエキス

ニンニク根エキスは、ニンニクの球根から抽出したエキスです。ニンニクエキスは、浸透性が高く、皮膚表面からも効率良く吸収されやすい特長がある成分です。そして保湿、消炎、殺菌、皮膚柔軟、血行促進、抗酸化、皮膚コンディショニング、育毛等の機能がある成分です。

ニンニク根エキス(Allium sativum extract)

製品評価 5

ニンニク根エキスとは

ニンニク根エキスは、ニンニクからエタノールやBGなどで抽出したエキスです。

ニンニクは、ユリ科ネギ属の多年草で、原産地は中国で、世界の8割は未だに中国が多いものです。食品としては、栄養価が非常に高く、代表的な成分であるアリシンは、ビタミンB1の吸収力を高める効果があり、ビタミンB1を多く含む、豚肉といっしょに調理する事で、ビタミンB1が変化して、アリチアミンが生成され、体内で吸収されると、ビタミンB1にもどるため、ビタミンB1の吸収には最適な組み合わせなのです。また、ニンニクの栄養素としては、食品中で、ビタミンB6が１番多く含まれる。ビタミンB6は、少ないと神経伝達物質に異常がおこり、てんかんの発作がおきたり、貧血の原因になってりします、また脂漏性皮膚炎もこのビタミンB6不足で発生する病気です。

またニンニク根エキスは、化粧品成分としての表示名ですが、医薬部外品にも使用されており、その場合はニクニクエキスと表示されます。

ニンニク根エキスの効果、効能

ニンニクの効果効能

ニンニクの摂取には、様々な効果効能が現在判っている。ひとつ目は、癌予防です。消化器官関係の癌である、直腸癌、結腸癌の癌リスクが低下する食品であると、アメリカ国立癌研究所で明らかにしている。またその、抗菌、殺菌力は強力で、腸管出血性大腸菌の原因である、O157を殺菌する力があり、感染予防に効果がと言われています。

ニンニク根エキスの化粧品としての効果効能

ニンニクは経口摂取でも効果が高いのですが、皮膚からの吸収でも非常に効果の高い成分です。まず、ニンニクエキスに含まれるアリシン、S-アリルステインは、強い抗酸化力を持った成分です。また、ビタミンA、B1、B2、B6、C、亜鉛、セレン、カルシウム、鉄、脂肪、たんぱく質などについては、皮膚の軟化作用があり、肌の角質を柔らかくする皮膚コンディショニング効果があります。

そして、血流促進効果がある事で、新陳代謝の向上、細胞分裂の促進などがある事で、育毛効果が期待できる成分です。また、アリシンの前駆体であるS-アリルシステインは、育毛効果に関係するIGF-1を増加する働きがあります。

また塩漬けしたニンニクをエタノール漬けする事で、ニンニクエキスを抽出して、ローションとして使用する事も出来ます。辛み成分が抜ければ、非常に肌に良い成分となり、保湿性の高いものです。また、30秒ほど電子レンジで短時間加熱をしたニンニクを布袋などに入れて、お風呂に入れて使用すると、カプサイシンのお風呂のように、発汗性が良くなり、デトックス効果が高くなります。

そして、アトピー性皮膚炎の改善効果がある事で、抗アレルギー効果がある成分でもあります。