フキタンポポエキスはキク科のフキタンポポの花から抽出されたエキスで、収れん、殺菌、皮膚コンディショニング、保湿等の機能がある成分です。
フキタンポポエキス
成分評価1
フキタンポポエキスとは
フキタンポポエキスは、キク科フキタンポポ属のフキタンポポの花から抽出されるエキスです。
フキタンポポは、ヨーロッパ全域、北アジア、西アジア、北アフリカなどか原産の多年生の植物で、高さが10~50cm程度で、葉がフキに似ている事から、フキタンポポと呼ばれているとの事です。花は、タンポポと似ており、鮮黄色をしており、根茎によって広がりやすい植物です。
フキタンポポの薬効
フキタンポポの蕾みは、款冬花(かんとうか)と呼ばれる生薬として、咳止め、喘息、去痰薬、解熱用途として現在でも使用されています。またギリシアではベキオン、ローマ人のアイダではトゥシラーゴなどと呼んで、同様の薬効として使用されていたそうです。
ただ、近年になり、肝毒性のある、ピロリジンアルカロイドが含まれている事が判り、国内では未だに使用されていますが、ドイツなどでは輸入禁止処置となっているものです。
フキタンポポの成分
主成分としては、タンニン、イヌリン、粘液質、苦み配糖体とがあります。
フキタンポポエキスの効果、効能
フキタンポポエキスの主成分としては、タンニン、イヌリン、ファラジオール、ルチン、フィトステロール等が含まれており、肌のハリを良くする収れん効果、コラーゲンの産生を助ける事から、皮膚コンディショニング効果、ニキビの改善に効果のある、殺菌作用等に加えて、保湿効果等も期待できます。
フキタンポポエキスの毒性、副作用、安全性
フキタンポポエキスは肝毒性があるピロリジンアルカロイドが含まれているため、一部地域では使用を控えている成分です。また、キク科の特長である、まれにアレルギーが発生するためこちらでも注意が必要な成分です。ただ、古くから生薬として使用されているため、それほど神経質にならなくても良いかもしれません。
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参考資料
“[フキタンポポエキス]咳止めに効く生薬には、収れん機能がある成分だった。” への2件のフィードバック