[ローマカミツレ花エキス]育毛シャンプーにも入っている、甘酸っぱいリンゴの香りでリラックス

ローマカミツレ花エキスは、キク科の多年草である、ローマカミツレの花から抽出するエキスです。ローマカミツレは別名ローマンカモミールと呼ばれています。そして化粧品成分としては、鎮静、鎮痛、抗炎症作用がある成分です。

ローマカミレツレ花エキス(roman chamomile extract)

成分評価　1

(経口摂取には、一般的に問題ないですが、アナフィラーショック等の事例があるため評価を下げています。)

ローマカミツレ花エキスとは

ローマカミツレ花エキスは、キク科の多年草であるローマカミツレ(Chamaemelum nobile)の花から抽出したエキスです。

ローマカミツレは、別名ローマンカモミールとも呼ばれています。よくジャーマンカモミールを想像する人が多いが異品種で、一般的なジャーマンカモミールは、黄色部分が出っ張っているのが特長ですが、ローマンカモミールは全体的な花が大きく、黄色い部分が平たいのが特長です。また、ローマンカモミールは、多年草ですが、ジャーマンカモミールは一年草です。

ローマンカモミールは、古くから、薬草として重宝それており、アラビアからヨーロッパにかけて、ハーブティーとして飲まれ、寒気が出た場合に使用されています。また花言葉は「逆境におけるエネルギー」であり、踏まれても成長力が強く、ガーデニングに好んで使われています。また、虫除けの効果もあり、スローイングハーブとしても使用されているものです。

ローマンカモミールのハーブティーは、甘酸っぱいリンゴの香りで、鎮静効果があるとされており、健胃効果、不眠に良いとされています。そして薬効成分は、花の中心の黄色い部分にあるため、花全体を使用する必要があります。安全なハーブと言われて多くの人が利用していますが、キク科のアレルギーがある人は使用しない方が良いもので、カモミールティーでアナフィラーショックで死亡した例もあります。

ローマカミツレ花エキスの成分の効果、効能

ローマカミツレ花エキスは無色で、青色をしており、主成分はアンゼリカ酸イソブチル、アンゼリカ酸イソアミル、アンゼリカ酸で鎮静、鎮痛、抗炎症作用が強い。カミツレ(ジャーマンカモミール)と異なっているのも特長で、抗炎症効果の高い、カマズレンは、ジャーマンカモミールには、含まれていますが、ローマカミツレには含まれていません。そのため、ローマカミツレ花エキスについては、抗炎症機能はそれほど強くありません。抗炎症というよりは、鎮静効果の高い成分といえます。リラックス効果の高いものです。肌荒れ防止として入れているメーカーもあるようですが、そちらの目的であれば、カミツレエキスの方が抗炎症効果が期待できる、カマズレンが含まれていますので効果的といえます。