天然由来成分っどのようなイメージをもたれますか?天然由来だから安心、安全と思っている人が非常に多いですが、正直不思議でなりません。ここではその、天然由来成分についてちょっとまとめて見ました。
天然由来成分のうそ、本当
そもそも天然由来成分とは
天然由来成分とは、そのまま字のごとくですが、天然に存在するものを色々な経由してつくった材料の事です。
天然由来成分と聞くと、こんなイメージが沸くのではないでしょうか?
- 天然成分から抽出された。
- 自然のめぐみをたくさん含んだ
- 栄養満点
- 高級な美容成分
天然由来成分、自然由来成分どちらも、こんなイメージではないでしょうか?実は、高級アルコールシャンプーの代表的な、界面活性剤である、ラウリル硫酸Naがあります。
脱脂力の高い事で、よく問題視していますが、実はこれは、天然由来成分なのです。
えっ と驚かれる方が多いと思いますが実は、これはヤシ油から作られている界面活性剤ですので、天然由来成分と表現して良いものなのです。
天然由来成分と天然成分の違い
あなたは、天然由来成分と天然成分を混同していませんか?食べて良いから肌に塗っても大丈夫と思っている人が多いのに結構ビックリします。次の天然成分を比較して、考えて見ましょう。
例1 オレンジオイル
これは、食品であり、化粧品としては、香料として使用されているものです。飲食物のため、普通に、飲むことが出来る、安全な食品です。一方で、化粧品に香料として使用するもので、希薄であれば、香料として使用できますが、濃度が濃いと光毒性といって、肌に塗った後、紫外線と反応して、火傷のをおこす、危険な物質として変わります。
例2 ヤシ油石鹸
ヤシ油石鹸は、名前の通り、ヤシ油を使った石鹸で、ヤシ油は、ヤシの実から取れるオイルです。ここで、ヤシ油は天然成分になる。そしてヤシ油は、水酸化ナトリウムのようにアルカリを入れて、熱を加えることで、ケン化という反応がおこる。それによって、石鹸となります。この石鹸は、ヤシ油を使っているため、天然由来成分となります。
実際ヤシ油は、口に含む事が出来ますが、ヤシ油石鹸は、口に入れる事は出来ません。はっきりいって別物と考えるべきです。
天然由来成分の安全性について
天然由来成分と書かれているものは、だいたい安全性が高いような表現をしていますが、まったくのでたらめが多いです。規制が無いため、大げさの表現が多いと言った方が良いかもしれません。実際化学的な知識を持っている私としては、意味が不明なものが多く存在しています。
よくシャンプーに使用されていながら、悪役にされている、ラウレス硫酸Naの材料は実はヤシ油です。そのため、実際はこれも天然由来成分になります。
ここでは植物が主原料になっているものを天然由来成分と定義していますが、一般的に、石油も天然成分と言われている方も事実だと思います。ただし、天然成分だから、安全とは、限らないです。天然由来成分は肌に良いものではありません。
危険な天然成分
天然成分でも、危険なものを列記していきます。
- ジャガイモの芽
- 温泉の硫黄臭(硫化水素)
- 天然のトリカブト
- 天然のフグの卵巣
- 天然の水銀
- 天然カドミウム、
- O157
- インフルエンザ
- ウラン235
- セシウム
- アスベスト
- その他
自然界には、毒性の高いものが多く存在しており、天然由来成分、オーガニックだから、良いという事は絶対にありません。
天然由来成分の真実
「天然由来成分配合」と書いてあると何となく体にも良さそうと思う方が多いかと思いますが真実違います。天然由来成分と安全性はまったく関係ありません。オーガニックとか天然由来成分は単なる宣伝文句でしかありませんので素人には難しいですが、成分を見て判断するしかありません。
特に、皮膚に疾患が起きやすい人は特に注意が必要になります。化粧品にしろ、シャンプーにしろ個々で反応は異なりますので、必ず、新製品を使う場合には、バッチテスト等してからご使用になる事をおすすめいたします。
天然由来成分 シャンプー
若干こじつけを言ってきましたが、一般的な、感覚としては、天然由来成分は体に安全なシャンプーとの考えから、おすすめのアミノ酸シャンプーを紹介します。
界面活性剤は、アミノ酸シャンプー
高級アルコールシャンプー、石鹸シャンプーは、洗浄力が強く、泡立ちが良いため現代人のニーズに合っており、市場には、種類も多く、全体のシェアを持っている分類のシャンプーでありますが、現代人の生活スタイルに合わず、毎日洗うシャンプーとしては、頭皮には強すぎるものです。
そのため、天然由来成分として、アミノ酸酸シャンプーをおすすめします。アミノ酸シャンプーは、シャンプー成分としては、ココイルグルタミン酸Naという成分が体表的なシャンプー 成分です。良いところとしては、毎日、洗髪出来る、シャンプー成分となっています。
実際、ココイルグルタミン酸Naは、ヤシ油が原料のため、天然由来成分と表現出来るのです。
体に優しいベタイン系の界面活性剤
代表的なシャンプー成分として、コカミドプロピルペタインがあります。これは、両性界面活性剤といって、酸性下では、コンディショナー、アルカリ性下では、洗浄剤とpHでその性質が変わる界面活性剤です。そのため、pHを調整する事で、その性能を調整する事が可能な界面活性剤です。
一般的に、安全性が高いため、ベビーシャンプーなどにも使用されているものです。このベタイン系の界面活性剤は、低刺激なもので、中には目に入っても傷みのない刺激が少ないこの界面活性剤の組み合わせこそ、天然由来成分のイメージにあう、界面活性剤といえるでしょう。
コンディショナー成分は、カチオンポリマー
そして、コンディショニング成分としては、カチオンポリマーを採用オイル系のコンディショナーとしては、界面活性剤の洗浄力を強化する必要が出てきますが、カチオンポリマーの場合、その強化は必要はありませんこのポリマーは、天然由来成分とは言いがたいが、環境への影響を考えると、カチオンプリマーは環境にやさしい、プラスチックのポリマーです。
髪の毛をコーティングする成分としては、非常によいものですので、イメージとして、カチオンポリマーは、天然由来成分と考えて良いかもしれません。
天然由来成分の保湿剤
これは、代表的なものとしては、グリセリンです。グリセリンは、保湿剤として、いろいろなものに入っていますが実は、石鹸をつくる時の副産物なのです。
一般的に販売している、石鹸は、油脂とアルカリを混ぜて熱を加えて、拡販すると、反応して、石鹸とグリセリンが精製します。冷却して、冷ますと上澄みに石鹸が、下部にグリセリンが溜まります。販売されているものは、このグリセリンは廃棄してしまいますが、石鹸とまぜて、使用すると、保湿剤として使用できるものです。
現在もシャンプーの多くに、保湿剤としてシャンプー 成分として、2番目に多いものとなっています。
漢方薬は天然由来成分配合
漢方薬は。天然由来成分になります。
- トウキ根エキス
- シャクヤク根エキス
- センキョウエキス
- ジオウエキス
- ショウガ根エキス
これらを配合して、頭皮の消臭と血行促進効果のある成分を配合しており、天然由来成分そのものとなっています。
着香は、天然のオレンジオイル
オレンジオイルは香料成分として、人気の成分で、問題として、光毒性がありますが、この光毒性も正しい分量を守ってあれば、それほど気にする事は無く。血行促進機能が同時負荷されます。
オレンジオイルは80%が実はリモネンが入っており、この成分が血行促進効果が非常にあります。ただし、使用量を増加させると紫外線と反応して火傷のようになる光毒性と言われる、反応があるため配合としては、1%以下とする事が重要です。
実際、光毒性が発現するのは7%以上そのため、天然成分だからと言って原液をそのまま塗るのは、危険である。
これらの配合された、アミノ酸シャンプーが「森かける香風」です。
参考資料
“天然由来成分って本当に安全なのか?5の疑問” への6件のフィードバック