チョウジエキスは、香辛料として使用されるグローブの事で、抽出したエキスは、殺菌、抗菌性、ヒスタミン遊離抑制、抗アレルギー作用、チロシナーゼ活性阻害、色素沈着抑制作用、SCF結合阻害、セラミド合成促進、保湿、バリア改善作用、抗しわ作用、抗炎症作用、5α-リダクターゼ抑制、脱毛、育毛、香料などの効果のある成分です。
チョウジエキス(Eugenia Caryophyllus Flower Extract)
成分評価5
チョウジエキスとは
チョウジエキス(Eugenia Caryophyllus Flower Extract)は、インドネシアモルッカ諸島原産のフトモモ科の植物であるチョウジノキ(Syzium aromaticum)の開花前の蕾みを乾燥させたものから、エタノールなどで抽出したエキスです。
チョウジノキは、英名ではクローブ(Cloves)と言われ、香辛料として知られているもので、こちらの名前の方が一般的に日本人には親しみがあるのではないでしょうか。そのためカレーのルーの香辛料成分としてしられているものです。インドでは、一般的に飲まれているチャイの香りづけとして使用される成分です。
また、チョウジは、漢字で書くと、丁字や丁子と書き、生薬として使われいる成分で、芳香健胃薬や密教などの儀式前に含口として口腔内を清めるにも使用されてきました。そのため丁香などと言われて、口臭予防にも効果的といわれています。この丁字の丁は、中国では、釘の意味で、干した形が釘に似ているからというのが通説です。またフランス語で、釘は、Clouといい、英語のCloveもこれが語源とされています。
チョウジノキは、主成分としてオイゲノール、オイゲニン(タンニンの一種)が含まれています。このオイゲノールは、殺菌、防腐作用をもっています。また麻酔、鎮痛機能がある事から、歯痛どめとして使われいます。歯医者でも使用されている事で、歯医者でもこのニオイがする場合もあります。また、オイゲノールは、ゴキブリが嫌いなニオイですので、ゴキブリ避けとして使用されていたりします。
チョウジノキから抽出した油は、丁字油として、日本刀のさび止めとして使用されていたり、お相撲さんが使用しているぴんつけ油の香料の成分として使用しているようです。
チョウジエキスの効果、効能
チョウジエキスは殺菌、抗菌性が高く、グラム陽性菌、グラム陰性菌への抗菌効果があります。また、、ヒスタミン遊離抑制、抗アレルギー作用、チロシナーゼ活性阻害、色素沈着抑制作用、SCF結合阻害、セラミド合成促進、保湿、バリア改善作用、抗しわ作用、抗炎症作用、5α-リダクターゼ抑制、脱毛、育毛、香料などの効果があります。
チョウジエキスの毒性、副作用、安全性
チョウジエキスは、生薬として使用している丁字のエキスですので毒性も無く副作用に関する文献が見つかっていません。また、経口摂取や口腔に使用する事がありますので、安全性については問題無いと判断します。
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参考資料
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“[チョウジエキス]ゴキブリが嫌いな殺菌抗菌成分” への6件のフィードバック