キュウリ果実エキス(キューカンパーエキス)は美白成分

キュウリ果実エキスは食用のキュウリから抽出されたエキスで、美白、収れん、保湿、皮膚柔軟、抗炎症、消臭等の機能があり、化粧水を中心に使用されている成分です。

キュウリ果実エキス

成分評価５

キュウリ果実エキスとは

キュウリ果実エキスは、食用である、キュウリから抽出されたエキスです。

キュウリ(胡瓜)はウリ科の蔓性一年草です。インド北部のヒマラヤ山麓が原産といわれ、紀元前3世紀には栽培が始まったものです。日本には奈良時代に中国から渡来し、食用に使用していました。現在では世界各国で栽培されています。

きゅうりの栽培

きゅうりの栽培は比較簡単に出来、種からの生育も可能ですが、園芸店で販売している苗を5～6月位に植え付けて、育てると1株で、30～40本程度、収穫が出来ます。ただ連作が出来ないため、2～3年畑を開ける必要がある植物です。

日本では、古来より食用として、用いられてきました。漬け物やサラダとして食卓でもお馴染みなものです。

キュウリエキス

そんな、キュウリの果実を圧搾して得た果汁または果実を抽出して得られたエキスに、濃グリセリンを加えて出来たものが、キュウリ果実エキスです。淡黄色から透明に液体で、キュウリ特有のさわやかなニオイがします。キュウリ果実エキスは、別名キューカンバーエキスとも呼ばれています。

また、ヨーロッパでは、植物療法の分野で、キュウリが良く使われています。日本でも同じウリ科の仲間である、ヘチマ(糸瓜)水とともに、化粧水として使用されてきました。

きゅうりの成分

キュウリ果実エキスは、ビタミンCを始め、ビタミン類、リンゴ酸、カルボン酸などの有機酸、フラボノイドなどの成分を含んでおり、ビタミンの持つ美白効果、有機酸のもつ収れん効果、高い保湿効果などがあります。そのため乾燥肌の人には最適で、肌の潤いをまもります。またハリやキメを整え滑らかで艶のある肌にします。

キュウリパック

また、その美肌成分から、キュウリパックとして、生のキュウリを輪切りにして、そのまま顔にパックとして使われる場合もあり、肌の炎症を抑えたり、シミやニキビの改善として使用出来ます。

キュウリ果実エキスの効果・効能

キュウリ果実エキス(キューカンバーエキス、キュウリエキス)は、ビタミンCを初めとする、多くのビタミン類や、リンゴ酸などの有機酸、クエン酸、アルギニンなどの成分を含んでおり、美白、収れん、保湿など様々な効果のありスキンケアとしてよい成分です。

肌に潤いや滑らかさ、ツヤ、ハリを与えて、柔らかな肌を作る効果があるとされています。これ1つで肌に良いものか全部詰め込まれているとため、乾燥肌には最適の成分です。

さらに、キュウリ果実エキスは、保湿に優れていて、肌につけた感触がさっぱりとしており、肌の乾燥を改善させる働きがあります。使用する度に、乾燥で崩れたキメもキレイに整えてくれます。抗炎症作用があるため、ニキビなどの肌荒れで悩む人も使えますし、植物由来の成分ですので、敏感肌の人でも気軽に使用できる成分です。

日本では、化粧品成分として、化粧水などに使用されますが、ヨーロッパでは主に植物療法として使用されている成分です。キュウリ果実エキスはの配合された化粧水は、冬場の乾燥した肌の保湿効果があり、かかとのひび割れなどにも、効果が期待でき、皮膚の柔軟性向上、抗炎症作用・消臭作用もあります。