水酸化ナトリウムは、ナトリウムの水酸化物で、強塩基(アルカリ)を示す成分で、苛性ソーダーとも呼ばれる成分で、石けんを作る上で、絶対に必要な成分です。化粧品成分としては、潮解性、皮膚軟化、pH調整作用等を持っています。
水酸化Na
成分評価 1
水酸化Naとは
水酸化ナトリウムは、強塩基性の成分で、苛性ソーダとも呼ばれる、成分で通常常温では、球粒状または、フレーク状態で、販売されている事が多く、空気中におくと、潮解性があるため、空気中の水分を取り込んで、液体となってしまう。
水酸化ナトリウムは、非常に強力なアルカリで、pH調整のため、上下水道や工場排水の中和剤等に使用されます。また、水酸化ナトリウムは、脱脂力、強塩基性の溶解力があり、市販のパイプ洗浄剤の主成分として使用する場合もある。そして工業製品でもメッキ等で脱脂剤として使用されている。
水酸化ナトリウムは、劇薬に指定しており、タンパク質を溶解する機能があり、直接肌に塗ると、ぬるぬるとした状態となるが、これは、皮膚のタンパク質が溶かされているためである。また、目等に入った場合は、失明の危険もある成分です。
水酸化Naから作られる石けん
水酸化ナトリウムは、動物の脂肪酸と混ぜて熱を加えることで、石けんとグリセリンを生成します。
固形石けんについては、脂肪酸の違いはあれども、アルカリ成分として、水酸化ナトリウムによってケン化を行い、脂肪酸を界面活性剤とする事で、洗浄効果のある成分とする事が出来ます。ケン化反応が終了するまでは、他の成分をいれられないが、ケン化終了後であれば、アロマオイルを入れて、保湿性能のある、固形石けんを使用する事が出来る。
また、よく勘違いする人が多いですが、石けんシャンプーについては、水酸化ナトリウムと思われがちですが、水酸化カリウムを使用して作られています。
水酸化ナトリウムの効果、効能
水酸化ナトリウムは、常温では白い米粒状の固体ですが、空気中に放置しておくと空気中の水分を取り込んで透明な液体状に変化します。これを潮解性といいます。また、水酸化ナトリウムは、強アルカリのため、成分をアルカリ側に調整するためのpH調整剤として使用します。たんぱく質の細胞を破壊する性質があり、低濃度であれば、皮膚軟化の性質もあります。
水酸化ナトリムウムの毒性、副作用、安全性
水酸化ナトリウムは、強アルカリの成分のため、単品で使用する場合 細胞膜を破壊する力があるため、扱い等には注意が必要である。
成分が含まれる製品一覧
ミノン シャンプー(第一三共ヘルスケア)
キールズ シャンプー(日本ロレアル株式会社)
ラックス シャンプー(ユニリーバ)
LUXスーパーリッチシャインストレート&ビューティーシャンプーポンプ400g
LUX スーパーリッチシャイン ダメージ リペア シャンプー 430g
成分が含まれるその他の商品一覧
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参考資料
“[水酸化Na(水酸化ナトリウム)]潮解性のある強アルカリ” への9件のフィードバック