ジラウロイルグルタミン酸リシンNa

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaはセラミドと同等の保湿力があり、浸透力が高い特長があり、ダメージ髪への修復機能がある成分で、保湿、保護、肌荒れ防止、乳化、浸透等の機能がある成分です。

ジラウロイルグルタミン酸リシンNa

成分評価3

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaとは

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは、親水性のリシンを中心にして、植物由来の疎水性であるラウロイル基をグルタミン酸を通して結合した形の界面活性剤で、その構造がら、ジェミニ(双子)型両親媒性化合物とも呼ばれます。

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは、別名ベリセアとも呼ばれています。ベリセアは、旭化成ファーマの商品名で、アミノ酸系界面活性剤である「アミノフォーマー」「アミノサーファクトＡシリーズ」と、植物系天然保湿剤「アミノコート」「オリゴＧＧＦ」などの開発機関が新たに作り出した成分です。ベリセアは、スキンケアで使用した場合、荒れた肌に浸透して、肌を修復して健康な状態に回復する。ダメージ髪の毛の場合、短時間で、浸透してダメージを修復する機能をもっています。

ジウロイルグルタミン酸リシン酸Na(ベリセア)は、角質内部に浸透するため、セラミドと同様の働きで、皮膚のバリヤ機能の改善、肌の弾力、キメの回復。毛髪であれば、毛髪深部への浸透によって、痛んだ毛髪の強度、太さ、水分量の垂涎、ハリコシ、スベリ感の改善につながります。また乳化剤としても機能があり、分散性の良い乳化剤となり、ノニオン系乳化剤と比較しても、使用感に優れています。またオイルのゲル化にもすぐれているため、クレンジングオイルやマッサージオイルなどに使用が可能です。

そのため、美容院等で使うヘアケア製品には、使われている成分です。また9代目のスカルプDに配合された成分です。

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaの効果・効能

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは、髪への浸透力が高く、一般的な機能である、保湿、保護、洗浄、肌荒れ防止の他に、髪への浸透力が高く、髪内部から修復する機能があります。しかも、約1分程度で、浸透するほど浸透力が高いのが特長です。

そのため、シャンプー、コンディショナー、カラートリートメント、トリートメント等のヘアケア商品に使用されます。この成分は、髪に浸透すると、その場所に留まる性質があるため、髪内部から補修をする事が可能な成分となっています。

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaの成分商品

ジラウロイグルタミン酸リシンNaの成分商品としては、旭化成のペリセアがあります。ペリセアは、通常溶媒として、水を使った商品とBGを使用した場合があるため、化粧品成分として、BGが出る場合あります。配合量としては、0.3～1%程度で、十分に機能が発揮できる成分となっています。また、カチオン系の界面活性剤と同時に使用する事で、使用量をギリギリの0.3%程度で、すます事が可能です。

また、保湿成分のセラミドよりも、浸透力が高くまた、バリア機能はセラミドと同等な成分です。セラミドは、化粧品には配合しづらい成分ですから、ジラウロイルグルタミン酸リシンNaの方が水溶性の成分のため、高配合可能になっています。