ベタインは甜菜(サトウダイコン)から抽出されたアミノ酸成分で、医薬品としての機能もあるが、化粧品成分としては、保湿、帯電防止などの機能がある成分です。
べタイン
成分評価5
べタインとは
ベタインとは、ウィキペディアによると、
正電荷と負電荷を同一分子内の隣り合わない位置に持ち、正電荷をもつ原子には解離しうる水素原子が結合しておらず(四級アンモニウム、スルホニウム、ホスホニウムなどのカチオン構造をとる)、分子全体としては電荷を持たない化合物(分子内塩)の総称。
ベタインは、化学構造として、アミノ基に対して、メチル基が3つある事から、トリメチルグリシン、グリトンベタインなどとよばれている。天然のアミノ酸のひとつのため、海産物や植物などに含まれている成分です。
ベタインが含まれている海産物や植物
ベタインは、主にタコ、イカなどの頭足類、エビ、カニなどの甲殻類、貝類などの海産物や、植物としては、ほうれん草や甜菜(てんさい または 砂糖大根)などのヒユ科の植物、イネ科の植物(麦芽)、キノコなどに多く含まれています。ベタインには、浸透性を調整する機能があるため、耐塩性、耐凍性などの強い植物に多く含まれています。
ベタインは、水、エタノールに可溶な物質
ベタインは、エタノール、水などに可溶な性質があり、エタノールへの溶解度は8.7g/100g、水に対しては160g/100gと溶解度が高い性質があります。また、甘味と旨味をもっており、甘味は砂糖の半分程度と言われており、糖化の原因となるメイラード反応を起こさない性質がある。N-アルキル置換体であり、植物から抽出する抽出するこのアミノ酸は食品添加物としては、使用が認められているもので、甘味と旨味をもっている物質で、ワインなどにも使われていますが、カニ風味カマボコ、塩辛など、水産加工品で、味をまろやかにする目的で使用しています。
ベタインの保湿性はグリセリンより高い界面活性剤。
ベタインは保湿性に優れており、グリセリンよりも保湿性が高く、グリセリンに刺激を感じる人でも、ベタインについては、刺激が感じないほど、肌への刺激が低いものです。またグリセリンは、水には可溶であるが、油には不溶ですので、肌にはベタインの方が相性は良いのです。ベタインのように、水にも油にも可溶なものは、両性界面活性剤と呼び、肌への浸透性の高い性質があります。また、ベタインは、トレハロースとの相性が良く、ベタインとトレハロースを同量使用した保湿剤は、非常に浸透性が良く、保湿成分は6%程度が肌に取って良い保湿剤になるようです。
そのため、化粧品やシャンプーなどに保湿成分として使用されている。
ベタインは生体内では、コリンの主な代謝産物として、ホモシステインからメチオニンへの変換に関与する物質として存在している事から、動脈硬化などに効果があると言われ、そして塩酸と結合した、塩酸ベタインは胃の健康を保つ働きがあり、脂肪肝、肝硬変の改善も期待できると言われているが、有効性のあるデーターが見つかっていません。
ベタインの医薬品としての有効性
ベタインの中でも無水ベタインは、経口摂取によつて、ホモシスチン尿症に有効である。ホモシスチン尿症は、先天性の病気で、尿中にホモシスチンが大量に入り込む代謝異常で、1歳ぐらいから発病して、骨格異常、骨粗鬆症、視力低下、緑内障などが発症する病気です。そのため、医薬品として使用されています。
ベタインの効果、効能
ベタインは、天然の界面活性剤としての機能をもっており、吸湿、保湿性能そして、浸透性をもっています。化粧品成分として使用した場合、肌の弾力を潤いを与えるとともに、帯電防止性能もある事から、ヘアケアとしても有効な成分です。
ベタインの毒性、副作用、安全性
ベタインは、その効果から、医薬品として、経口摂取するのもありますが、もともと甜菜から抽出された成分で、アミノ酸パウダーとして、持久力、筋力サポートをするもので、食品として安全性も高いものです。
成分が含まれる製品一覧
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参考資料
“[ベタイン]甜菜(てんさい)から取れる天然アミノ酸” への4件のフィードバック