頭皮の薄毛になる人と、ならない人がいます、実際 男性の方が、薄毛になりやすい傾向が あります。それは、薄毛には、男性ホルモンが関係しているからです。AGAなんて呼んでいるのはこれにあたります。一方で、昨今は、女性も実は薄毛に悩んでいます。今回、薄毛になりかけで、対処するべき方法をまとめました。
頭皮の薄毛になったら試す方法
頭皮の薄毛の原因は?
実際、頭皮の薄毛にはやはり原因があります。まずは、その原因を理解する事が必要があります。そしてその原因は、大きく3つの原因があります。
頭皮が薄毛になる原因 食事
髪の毛は、18種類の必須アミノ酸から構成される、ケラチン という、タンパク質で出来ています。その中で、シスチンというアミノ酸が一番必要なのです。
このシスチンは、実は、メチオニンという、必須アミノ酸を原材料として合成される物質です。必須アミノ酸であるメチオニンは、体内で合成が出来ません。
そのため、メチオニンは体外から食事として取り入れる必要があります。メチオニンを多く含む食品を多く取り入れる事が、育毛につながるのです。
メチオニンを多く含む食事
さて、そのメチオニンを多く含む食品は、代表的なものとして、動物性タンパク質で、魚類ですと、カツオブシ、しらす干しといったものが、100g中に、それぞれ、2,200mg 、1,100mgと比較的多く含まれています。続いて、マグロの赤身等には、100g中に700mgとなっています。また、肉類としては、魚よりも減りますが、赤身肉を中心に400~500mg/100g、豆類にもメチオニンが肉類と同程度のメチオニンが含まれています。
また驚きなのは、抜け毛や薄毛に効果があるが、都市伝説化していた海苔が実は、このメチオニンが多い事が判りました。
100g中に850mgと、魚に匹敵する量です。しかし、海苔はそれほど食べられないため、100gも食べている人がいるかは疑問です。髪の毛の事だけ考えれば、メチオニンの量の多いものを食べるのがよさそうですが、タンパク質の食べ過ぎは、体調不良を招きますので、注意が必要です。また、過度のダイエットによって、これらの栄養素が不足すると、やはり、頭皮の薄毛や脱毛につながります。
頭皮の薄毛になる原因 血行促進
以外と落とし穴になりやすいのが、この血行促進です。じつは頭皮には、太い血管がありません。すべて毛細血管の集まりなのです。太い血管は、耳の横あたりまでしか無く、その他の部分は毛細血管が走っており、その毛細血管によって、毛根にも栄養を送っているのです。
ここで、如何でしょうか?頭皮の薄毛や脱毛がおこる場所は、この毛細血管しか無い場所と一致していると思いませんか?
頭皮の毛細血管は、実際 細いため、血液がサラサラな状態でないと非常につまりやすいのです。また、頭皮には、筋肉がありません、血圧の力だけで、栄養を送っています。そして筋肉の運動によって、血液を押し出す事も出来ないため、サラサラ血液で無いと、すぐに血管が詰まって、血行促進が悪くなってしまうのです。
ひとつは、血流を良くするため、血液のもととなる、鉄分やカルシウムをはじめとしたミネラル類や、血液中の中性脂肪やコレステロールを下げる食物繊維など、健康な血液と血管の正常な機能を保つ栄養分を取る事が重要です。
また、各種のミネラル分を豊富に含むにんじん、ごぼうなどの根野菜は、髪の健康に必須の食材レシピです。
昔から昆布やわかめなどの海藻類は髪にいいと言われるのも、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富だから。
さらに、あのヌメヌメとした部分に含まれるコンドロイチンが、髪の保水性や弾力性を高めるとも言われています。
毛細血管は、赤血球の直径よりも細いため、このようにミネラル分を多く摂取して、血液をサラサラにする事が大事なのです。
頭皮マッサージで、血行促進を
そして、頭皮の血行促進に効果的なのが、頭皮のマッサージです。
ただ、揉むのでは無く、全体的に柔軟にさせるのがポイントです。
最初は、大変かも知れないですが、なれれば楽に出来るものです。
頭皮マッサージの方法
1)両手の指先だけで、自分の頭を両側から掴むようにする。
2)その状態で、指先を動かさずに、頭皮を動かすように前後、左右、中心と外、そして、ぐるぐるの回すように、動かす。
トータルで、時間にして、5分程度行うと、頭皮がポカポカと温かくなります。これによって 頭皮の血行がよくなります。
この方法は、シャンプーをする時も同様の方法が有効的です。
ここで、注意として、どうしても、マッサージと言うと、指を動かしたくなりますが、薄毛や脱毛に悩んでいる場合
毛髪が抜けやすくなっています。髪の毛1本の抜く力は、通常50g程度まで、耐えられると言われていますが、抜け毛になりやす人は、これが、かなり下がると言われています。
そのため、マッサージによる指の摩擦力で抜けてしまうため、指を動かさないで、行う このマッサージが非常に有効なのです。
シャンプーを行う時も、ゴシゴシと擦らずに、同じ様な方法がおすすめです。実際、この方法だけで、髪の毛が生えてきたと言っている人も実際いるようです。
頭皮の薄毛になる原因 毛根の劣化改善
実は、頭皮の薄毛、脱毛は遺伝します。これを聞くと、やっぱり何をやっても自分は、禿げるんだと嘆く人がいるかもしれませんが、実はそうではありません。
ここで、遺伝する脱毛等については、はっきり言って 男だけです。それは、男性ホルモンである、テストストロンが深く影響しているからです。(女性も閉経後は、起こる可能性があります。)
男性型脱毛の場合、ジヒドロテスストロン(DHT)という物質が、毛根に栄養が入るのを防ぐ働きをします。つまり毛根を餓死させるのです。これは、男性ホルモンである、テストトロンが、毛根にある、α-リダクターゼ酵素によって 変化したものです。
ファナステリドと言う成分が、この育毛阻害因子である、DHTを抑制する成分です。
これは、残念ながら、食事から摂取出来ないため、薬に頼る必要があります。有名な薬剤としては、プロペシアというものがあり、男性型脱毛の80%は、この薬で、改善出来ますし、副作用等も無いと報告されています。
このプロペシアによって、毛髪成長のためのリミッターを解除してもらえるのです。
同様に発毛を促す効果のものとして、IGF-Iを増やす事です。
これは実際は、体内で、合成されるもので、体中の細胞が活性する
もので、ちょっと元気の無い、育毛細胞についても活性化させる事が出来ます。
これは、岡嶋医師が発見・提唱しているものです。
非常におもしろい理論で、食事によって、入って来た食べ物によって、
知覚神経が反応して、成長因子(IGF-1)が活性化する事で、
体中の細胞が活性化するという理論です。
この知覚神経に反応しやすいものとして、
イソフラボンとカプサイシンの効果が高いとの事で、
そのようなサプリも販売されています。
また、その他の素材としては、赤ワイン、オリーブオイル、カカオ等の
抗酸化物質を多く含む素材が良好なようです。
頭皮の薄毛に効く、育毛に必要な3つのポイントまとめ
おさらいですが、育毛に、必要なものは、次の3つです。
・髪をつくる栄養素
食事を通じて、髪の栄養素のもとになる、ものを血液に流す必要があります。
・栄養を髪の毛に届ける(血行促進)
毛細血管まで、血液を循環するように、血行促進になる事を行って下さい。
加齢で、毛細血管がつまってくるため、頭皮マッサージをしながらのシャンプー
は非常に有効です。
・毛母細胞の活性化
毛母細胞も残念ながら、加齢等には、勝てませんので、ここは薬に頼るしかないです。
この3つが重要で、どれがひとつ欠けても
頭皮の薄毛解決・育毛・発毛には、繋がりません。
頭皮の薄毛や脱毛だからと言って、あきらめては行けません
但し、いきなり、育毛剤を使用するのは、やめましょう。
実際、食事の改善や、マッサージで効果はありますので、まずはそこから
ある程度実施したあと改善が見られない場合にのみ
育毛剤等をつかう事をおすすめします。
参考資料
オリーブオイル最強論!美容・健康・ダイエットその万能すぎる使い方のまとめ。
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