アンズ核油は、オレイン酸が主成分のトリグリセリドで皮膚コンディショニング、香料、閉塞剤の効果のある成分です。
アンズ核油(Prunus Armeniaca Kernel Oil)
成分評価5
アンズ核油とは
アンズ核油は、バラ科の植物であるアンズの種子を低温圧搾して淡黄色の液体油脂成分です。
アンズは、菓子で使用する杏仁(あんにん)とも呼ばれ、アルメニア原産のトルコ、スペイン、地中海沿岸南部地域で生産されているものです。漢方薬では読み方が異なりますが杏仁(キョウニン)と呼ばれるものです。
アンズ核油の主成分は、主成分は不飽和脂肪酸のオレイン酸60~70%、リノール酸20~30%、その他パルミチン酸やステアリン酸などの飽和脂肪酸、パルミトレイン酸など含まれているトリグリセリドです。またβ-カロテンが含まれている事で、摂取した時に、ビタミンAに変化する事から免疫強化や肌への栄養供給としても有効なオイル成分です。
オレイン酸は、不飽和脂肪酸のため抗酸化性を持っており、βカロテンの効果によって、肌細胞の酸化を抑えて、しわやたるみといった肌トラブルを抑え、アンチエイジング機能がある成分で、肌をしっとりとした滑らかな状態に促す事が出来ます。そのため乾燥した肌や敏感肌にも有効です。
アンズ核油は化粧品名として使用されるもので、アプリコットカーネルオイルやいい、医薬部外品では、パーシック油、キョウニン油と表示されます。
アンズ核油の効果、効能
アンズ核油は、皮膚コンディショニング、香料、閉塞剤として利用される成分です。
アンズ核油の毒性、副作用、安全性
アンズ核油は、安全性が高い成分で、アレルギーがあるとも報告が無く、皮膚刺激性は無いと言われている成分です。また閉塞剤として使用されているため肌を保護する働きもあります。但しシラカバの花粉にアレルギーがある場合、アンズにもアレルギーがあると言われている事から注意が必要な成分でもあります。
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参考資料
“[アンズ核油]アンズの種子から抽出されたオレイン酸たっぷりの皮膚コンディショニング成分” への1件のフィードバック