![[プロパンジオール]植物由来の糖を発酵して得られる保湿性のあるグリコール成分](https://izu-koubou.com/wp-content/uploads/2017/11/7be49492bd97cc2cf9371d24b4a0674e_s.jpg)
プロパンジオールは植物由来の糖を発酵して合成するグリコールの一種で、保湿、皮膚感怍性、溶剤、防腐剤としての効果がある成分です。
プロパンジオール(Propanediol)
成分評価３
プロパンジオールとは
プロパンジオールは、とうもろこしデンプンなどを発酵させつくられる植物由来のグリコール(二価アルコール)です。プロパンジオールは、炭素3に水酸基(-OH基)を2つ持つ構造をしており、異性体として、プロピレングリコール(1.2-プロパンジオール)とトリメチレングリコール(1.3-プロパンジオール)があり、一般的にはプロパンジオールと表記した場合、トリメチレングリコール(1.3-プロパンジオール)の事を指す場合が多いです。
1.3プロパンジオールは、グリシド酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元したり、アクロレインから水和反応で得られる3-ヒドロキシプロピオンアネデヒドを水素化して合成していたが、近年は、グリセリン、グルコースなどの糖を微生物によって還元する方法が一般的です。1.3-プロパンジオールとしては、不凍液、溶剤、接着剤として使用されている成分です。
プロパンジオールの効果、効能
プロパンジオールは、グリコール(二価アルコール)であるため、粘度があり、水に可溶の成分で、甘味や保湿性があります。またグリセリンなどの保湿成分を混ぜる事で、保湿力がアップする特長を持っております。また感触改善成分としの効果もあり、アルコールの一種でもあるため、防腐剤としての効果も期待できる成分です。
そして、同じ二価アルコールである、プロピレングリコール(PG)やブチレングリコール(BG)よりも保湿力が高い傾向があり、PGやBGと比較して、しっとり感の出る成分でもあります。
プロパンジオールの毒性、副作用、安全性
プロパンジオールは二価のアルコール(グリコール)の一種でもあるため、PGやBGと同様に肌への刺激が少なく、植物由来の糖質から発酵にて生成される事で、オーガニック成分として、PGなどと比較すると好まれている傾向のある成分です。
PG(プロピレングリコール)は石油から合成しているとい事で、嫌う傾向があるが、安全性はグリセリンよりも高く、プロパンジオールもPGと同様に安全性が高い成分でアレルギーのような皮膚感怍性も低い成分でもあります。
成分が含まれる製品一覧
守り髪(株式会社ティエラコスメティクス)
botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
haruシャンプー(株式会社nijito)
成分が含まれるその他の商品一覧
PAX NATURON(パックスナチュロン) パックスナチュロン ハンドクリーム 無香料 210g
ラカスタ アロマエステ ハンド&ネイル トリートメント F 65g
ラカスタ アロマエステ ハンド&ネイル トリートメント C 65g
pax Olie パックスオリー ボディーコンディショナー 詰替用 400ml
カンパニードプロバンス カリテ ボディケア ボディバーム
参考資料
プロパンジオールの毒性を知ろう！化粧品成分の効果・効能まとめ
プロパンジオール（1,3-プロパンジオール）とは…成分効果と毒性を解説
“[プロパンジオール]植物由来の糖を発酵して得られる保湿性のあるグリコール成分” への5件のフィードバック