ペンテト酸

ペンテト酸はアミン誘導体のひとつで、水溶液中の金属イオンを除去するためのキレート剤として働く成分で、泡立ち、起泡性を良くする働きがあります。

ペンテト酸

成分評価３

ペンテト酸とは

ペンテト酸は、正式名称はジエチレントリアミノ酸と呼ばれるアミン誘導体の一種です。ペンテト酸は、金属イオンとキレート結合をする事で、溶媒中のNa(ナトリウム)、Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、Si(珪素)などのミネラルと言われる金属イオンを取り込む性質があります。

温泉水などは、泡立ちが悪い事は、一般的ですが、泡立ちを悪くしている原因が、水に溶け込んでいる金属イオンなのです。この金属イオンを補修して泡立ちが悪くなるのを抑えるのがペンテト酸なのです。

ペンテト酸の効果、効能

ペンテト酸は、金属イオンを取り込む事で、泡立ちを邪魔する、金属イオンと結合して取り込む、キレート剤としての効果、効能があります。また通常は、ナトリウムとの塩状態となっている事が多く、ペンテト酸5Naとして使用される場合が多い。

ペンテト酸の毒性、副作用、安全性

ペンテト酸は、キレートによって、水質中の金属イオンを捕集する事が出来るが、同時に肌に触れた場合、肌表面にある微量なCa(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、Na(ナトリウム)などの金属イオンと結合してしまう事がしばしばあり、それによって肌荒れ等が発生する事があるため、成分評価としては低くなっていますが、配合量が少ないため、一般的な使い方では、問題はありません。、