コメヌカ油

コメヌカ油は、イネ科の米のヌカ部分から抽出したエキスから抽出した脂肪油で、チロシナーゼ活性抑制、メラニン生成抑制、美白効果、抗酸化作用、血流促進作用、エモリエント剤、閉塞剤としての機能がある成分です。

コメヌカ油(Oryza Sativa Bran Oil)

成分評価３

コメヌカ油とは

イネ科イネ属の植物で、種子の外側にある籾殻と内側にある胚乳部分(白米)とを除いた糠層と杯の部分で、一般的に米糠(こめぬか)と呼ばれる部分から抽出された脂肪油で淡黄色の液状オイルです。

コメヌカ油は、不飽和脂肪酸であるオレイン酸(41.2％)、リノール酸(37.5%)を豊富に含む植物性オイルで高い抗酸化力をもっています。また、コメヌカ油には特長的な有効成分として、γ-オリザノールが含まれています。

γ－オリザノールは、紫外線吸収作用が高く、皮膚を保護する働きをもっています。そのため欧米ではサンスクリーンオイルとして、使用されています。またコメヌカ油には、セラミドと類似している「米ぬかスフィンゴ糖脂質」が含まれているため、バリア機能をサポート出来る成分です。

コメヌカ油の効果、効能

コメヌカ油は、有効成分であるγ-オリザノールの影響で、チロシナーゼ活性抑制によりメラニン生成抑制があり美白効果がある成分です。また、オレイン酸、リノール酸の影響で抗酸化作用が高く、血流促進作用のある成分です。またコメヌカ油は、エモリエント剤、閉塞剤として使用される成分です。

コメヌカ油の毒性、副作用、安全性

コメヌカ油に含まれている、アレルギーの原因となるIgE抗体を抑える事が出来ると言われています。IgE抗体は、ウイルスや細菌などの攻撃によって炎症が発生すると、免疫のひとつであるIgE抗体が発生しますが、過剰に発生する事で、アレルギー反応が発生して、炎症やかゆみを起こします。

そんなIgE抗体をコメヌカ油には抑える力があります。また、そのため抗アレルギー性があり、皮膚刺激が少ない成分とも言えます。

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