[ラベンダー花/葉/茎エキス]火傷にも効果のあるスキンケア成分

ラベンダー花/葉/茎エキスは一般的にラベンダーの亜種のひとつである、ラヴァンドル亜種から抽出された成分で、殺菌、抗菌、収れん、抗酸化、抗炎症、皮脂の溶解・抑制、皮膚コンディショニング、着香等の機能があり、香りには、鎮痛効果があります。

ラベンダー花/葉/茎エキス

ラベンダーエキス
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ラベンダー花/葉/茎エキスとは

ラベンダー花/葉/茎エキスは、ラベンダーの地上部分、全部から抽出したエキスです。

ラベンダーは、、シソ科ラヴァンドラ属の半木本性植物の通称である。原産地は、カナリア諸島、地中海沿岸、インド、北アフリカ、中東にかけて、39種類が分布する、小低木です。春から初夏にかけて、紫や白、ピンク色の花を咲かせる様々な種に分かれますが、紫色のものがもっともポピュラーです。多くの種は、花、葉、茎は細かい毛におおわれており、その間に精油を出す線があり、独特の芳香を発生するが、芳香のない品種もある。

精油は、揮発性の油を多く含むため、草食動物は食べないが、蜂などを引き寄せます。またユーカリのように、夏の暑さで、自然発火する事があり、野火を呼び、種子は野火の後、発芽する性質がある。

ラベンダーの語源は、古代ローマ人が、浴用香料として硬直した関節を和らげるために利用したりや洗濯に使用した事で、ラテン語の「洗う」lavoやlabareが語源とされているが、入浴剤や洗濯に使用された歴史的背景が無い。また、同じラテン語で、「青みがかった」「青みを帯びた」を意味するlivereでは無いかという説もあります。

ラベンダーの歴史

ラベンダーは、伝統的なハーブとして、古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで、薬や調理として利用されており、1930年代から、本格的に栽培が始まったと言われています。

代表的なラベンダーは、コモン・ラベンダーと言われているものですが、近縁種や交雑種もラベンダーと呼ばれて販売しているため、苗、精油にしても、コモン・ラベンダーとは限らない。

日本では、江戸文政期に、西洋薬物書の中で、ラーヘンデル、ラーヘンデルの名前で紹介され、幕末期に精油が輸入され、栽培も行われた、記述が残っている。

ただ、ラベンダーは高温多湿を嫌うため、日本での栽培は難しく、比較的涼しい、高山地区や代表的な栽培地である北海道の富良野で栽培されている。ただ、近年は合成香料が多くでており、栽培は衰退している。

ラベンダーの種類

ラベンダーは、ヨーロッパで品種改良された事もあり、亜種、交雑種も含めて非常に多く、現在分類が完全に出来ていません。また、同じ種でも、育った環境で、精油の成分がかわるなどがあります。

最新の分類としては、2004年のもので、ラヴァンドラ亜種、ファブリカ亜種、サバウディア亜種の大きく3種類に分類されています。

ラヴァンドル亜種

一般的にラベンダーとして、認識しているのが、このラヴァンドラ亜種です。通称名として、コモン・ラベンダー、イングリッシュ・ラベンダー、オールドイングリッシュ・ラベンダー、トゥルーラベンダー、真正ラベンダーなどと呼ばれるラヴァンドル節が、これにあたり、高品質の精油が取れるのですが、高温多湿の環境に弱く、高地等の涼しい環境で育てる必要がある。そして、品質は良いのですが、精油の採取量が少ないため、商業用には向かない。商業用としては、同じラヴァンドル亜種である、スパイク・ラベンダーとの交雑種が使われる事が多いが、スパイクラベンダーは、ラヴァンドル節よりも3倍精油が取れるが、カンファー臭(樟脳)が強い事もあり、品質は劣ります。

ラベンダー花/葉/茎エキスの効果・効能

現代アロマテラピーの祖」と称されるフランス人科学者ルネ・モーリス・ガットファセは、実験中に火傷した腕を偶然にも、ラベンダーのオイルの入った水で冷やした処、火傷の傷の治りが早かった事を発見して、ラベンダーのエキスに魅了された。

ラベンダーのエキスは、淡褐色の透明な液体で、主成分は、酢酸リナリル、リナロールで、他にβ-カリオフィレン、酢酸ラベンディル、β-オシルン、テルピン-4-オール、β-オシメンが入っています。

ラベンダーのエキスは、殺菌効果、抗菌効果、収れん作用、抗酸化作用、抗炎症作用があり、火傷、日焼け、筋肉痛、虫刺されなどのお肌のトラブルに効果があるとされ、お肌を清潔にする働きがあります。そのため、ニキビ予防の化粧品に配合されています。また、その香りには、リラックス効果が期待出来、頭痛、神経痛、リウマチの鎮静剤としても使用されて、緊張緩和でのデトックス効果も期待できます。香水、化粧品の着香剤として使用される他、皮脂の抑制効果があり、毛穴ケア、スキンコンディショニング、皮膚の保護目的で、配合される場合があります。

ラベンダー花/葉/茎エキスの毒性、副作用、安全性

ラベンダー属の精油は、比較的安全性の高い精油であるが、皮膚への感作性があります。皮膚に使用すると、刺激を感じる事があります。ラベンダーの配合されている、化粧品等で、接触性皮膚炎やアレルギーの報告もあり、名古屋大学 杉浦真理子にが1,000人以上の被験者に行ったバッチテストでは、陽性反応率が、6.57%と突出していた。またラベンダーは、欧州における新しい化学品規制REACH対象成分となっているため、十分な注意が必要です。

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