[ラウリルヒドロキシスルタイン]ラウリン酸由来の両性界面活性剤は帯電防止成分

ラウリルヒドロキシスルタインは、ヤシ油などに含まれるラウリン酸由来の両性界面活性剤で、帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤、洗浄剤、起泡剤、親水性増粘剤、保湿の効果のある成分です。

ラウリルヒドロキシスルタイン(Lauryl Hydroxysultaine)

成分評価３

ラウリルヒドロキシスルタインとは

ラウリルヒドロキシスルタイン(Hydroxysultaine)は、ヤシ油やパーム油から取られたラウリン酸由来の両性界面活性剤で無色から淡黄色した液体です。ラウリルヒドロキシスルタインは、アミドスルホベタイン型の両面界面活性剤で、石けんやアミノ酸界面活性剤など他の洗浄成分と相性が良く、組み合わせる事で増粘効果を発する成分です。また硬水下でも泡立ちが良く耐硬水性の高い成分でもあります。

ラウリルヒドロキシスルタインは、化粧品成分名ですが、医薬部外品としても使用されており、その場合は、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液と表示されますが、同じ成分になります。またアンヒトールとして花王から化粧品配合製品として販売されています。

ラウリルヒドロキシスルタインの効果、効能

ラウリルヒドロキシスルタインは、両面界面活性剤のため、アニオン界面活性剤よりも起泡力や洗浄力は、劣りますが、マイルドな洗浄力と起泡力を持っています。また、アニオン界面活性剤の効果を増強する働きがあります。

ラウリルヒドロキシスルタインは、帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤、洗浄剤、起泡剤、親水性増粘剤、保湿の効果、効能があります。そのため、シャンプーよりもコンディショナーなどに使用されている成分です。

ラウリルヒドロキシスルタインの毒性、副作用、安全性

ラウリルヒドロキシスルタインは、一般的に両面界面活性剤のためpH(ペーハー)によって性質が変わりますが、一般的に、皮膚や眼に対して刺激が少ないとされています。

よく、天然成分だから、自然由来だから毒性もかく、安全との話も書いているのをみかけますが、材料が何であれ、合成等をした場合別の性質をもった成分ですので、注意が必要です。

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