カプリル酸グリセリル

カプリル酸グリセリルは大豆などの植物性油脂由来の、界面活性剤で、抗菌、防腐、抗酸化、エモリエント、乳化等の機能がある成分です。

カプリル酸グリセリル

成分表示3

カプリル酸グリセリルとは

カプリル酸グリセリルは、カプレル酸とグリセリンのモノエステルです。天然由来の大豆油などの植物油性脂肪酸をエステル化して、合成した、界面活性剤です。合成界面活性剤としては、最も古くから使用されている素材です。

一般的には、安全性が高く、食品、医薬品でも使用されている成分です。安全性が高いとされる上、防腐効果、抗酸化作用をもっており、食品、医薬品で活用されている成分です。

植物性の界面活性剤として、比較的安全性を重視したスキンケア製品やヘアケア製品といった美容製品にも用いられる成分となっています。

また、カプリル酸グリセリルに石鹸、あるいは非イオン性界面活性剤を加えて親水性を強化したものは、ステアリン酸グリセリル（ＳＥ）と呼ばれます。

カプリル酸グリセリルの効果・効能

カプレル酸グリセリルは、、抗菌効果、防腐効果、抗酸化性、エモリエント剤、乳化剤として使用される合成界面活性剤です。

カプリル酸グリセリルの毒性・副作用

カプリル酸グリセリルは、安全性は高いと言われていますが、短い脂肪酸タイプのため、抗菌効果があり、肌に刺激を感じる人もいる成分です。そのため、洗顔フォーム等に配合された商品で、唇や目元にぴりぴり感を感じる場合があります。遊離した、カプリル酸が原因との話もありますが、はっきりとしたことが判っていません