ゲンチアナ根エキス

ゲンチアナ根エキスはアルプスなどの高山高地に生息するゲンチアナと呼ばれる多年草の抽出液で、古来より生薬として使用されていたもので、発毛、育毛、抗炎症、収れん、皮膚柔軟、細胞賦活、血行促進、保湿などが期待できる成分です。

ゲンチアナ根エキス

成分評価1

ゲンチアナ根エキスとは

ゲンチアナ根エキスはリンドウ科植物ゲンチアナの根などから抽出でするエキスです。

ゲンチアナは、アルプスなどの高山高地に生息する多年草で、夏場にはリンドウ科としてはめずらしい黄色い縦長の花を咲かせます。ゲンチアナの語源は紀元前2世紀頃イリュリアの王、ゲンティウスが薬効を発見した事からゲンチアナつけられたとされています。高さは1m以上にまでなる植物で、対生、卵形、青緑色の恭子な葉を持っています。5枚の黄色の花弁を持つ花は葉腋につきます。

また、酒の原料としても有名で、フランスのリキュールてあるスーズやヨーロッパアルプス地方で飲まれるの蒸留酒・エンツィアンに使用されています。

苦みのある生薬で、食欲増進、健胃、消化促進が期待され消化剤として、日本の胃腸薬の配合剤として使用されており、成分としては、苦み成分である、セコイリドイドとゲンチオピクロサイドなどが多く含んでいます。

抽出されたエキスは、淡褐色～褐色の液体で、特異なニオイがあります。また酒の原料や消化補助剤以外に、発毛促進作用や細胞、活作用、保湿性などがあります。

ゲンチアナ根エキスの効果・効能

ゲンチアナ根エキスは、食欲増進、消化促進に役立てられる生薬として、漢方薬や薬酒の素材として使用されています。化粧品成分としては、発毛、育毛、抗炎症、収れん、皮膚柔軟、細胞賦活、、血行促進、保湿などの効果が期待でき、化粧品、乳液、クリーム、洗顔料などのスキンケア製品やコンディショニング剤として使用されます。また血行促進効果がある事から、発毛、育毛製品に含まれている他、白髪染め関係の商品にも使用されています。

またゲンチア根エキスとしては、強壮剤として使用される他、禁煙の薬として試用されたりします。