マンダリンオレンジ果皮エキス(チンピエキス)はマンダリンオレンジ(日本では温州みかん)の皮から抽出されたエキスで、角質のキメ、ツヤを向上させるため皮膚コンディショニング、香料、抗酸化などの効果のある成分です。
マンダリンオレンジ果皮エキス(チンピエキス)
成分評価5
マンダリンオレンジ果皮エキス(チンピエキス)とは
マンダリンオレンジ(Citrus reticulata)は、秋から冬にかけて食用の果実をつける、ミカン属の柑橘類の常緑低木です。もともとマンダリンの原産地はインドのアッサム地方で、皮が薄くむきやすく、糖度が高い特長があった事で、世界各地に伝播していき、日本にも中国を経由で伝わり、現在冬の定番の果物である、温州ミカンがそれにあたります。
また中東を経由して地中海に伝わった、地中海マンダリンやクレメンタイン(clementine)、モロッコを経由してフロリダに伝わったダンシータンジェリンなどがあります。そしてマンダリンは、黄色から橙色をしていますが、同じ種類に属していますが、橙色から赤色のものを一般的にタンジェリンと呼び、日本でもポンカンやデコポンといったものは、このタンジェンリンの仲間になります。
そして、マンダリンオレンジ果皮エキスは、チンピエキス、マンダリンクリアなどと呼ばれる場合もあります。
マンダリンオレンジ果皮エキス(チンピエキス)の効果、効能
マンダリンオレンジの果皮はもともと漢方薬成分として使用されている陳皮の事で、日本では、七味唐辛子の材料のひとつとなっています。陳皮には、精油成分のリモネン、フラボン配糖体のヘスペリジン、ナリンギン、ノビレチン、アルカイドのシネフリン、その他クエン酸、ペクチンといった有効成分が含まれています。それによって、芳香性健胃、鎮咳薬、食欲不振、嘔吐、疼痛などとして使用されています。
また化粧品成分としてマンダリンオレンジ果皮エキスは、抗酸化性、MMF産生といった効果、効能を持っており、角質部分のキメ、ツヤを向上するのに効果があるとされており、一般的に皮膚コンディショニングや香料といった目的で使用される成分でもあります。
マンダリンオレンジ果皮エキス(チンピエキス)の毒性、副作用、安全性
マンダリンオレンジは漢方薬として使用されており、一般的に毒性等が認められていません。身近であれば、七味唐辛子などにもふくまれており、多くの漢方薬に調合されている成分のため、安全性が高いものでもあります。
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参考資料
“[マンダリンオレンジ果皮エキス(チンピエキス)]みかんの皮から抽出された漢方薬成分” への2件のフィードバック