[キサンタンガム]とうもろこし澱粉から出来る増粘剤

キサンタンガムはとうもろこしの澱粉を微生物によって分解されて得られる多糖類で、毒性が低く、食品添加物や化粧品成分の増粘剤、安定剤として使用されているものです。

キサンタンガム(Xanthan gum)

キサンタンガム
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成分評価5

キサンタンガムとは

キサンタンガムは、トウロコシなどの、澱粉を微生物(キサントモナス)が分解する事によって得られる、天然の多糖類です。

キサンダンガムは、3つの違う多糖類である、マンノース、グルコース、グルクロン酸で出来ており、その分子量は約200万前後で、中には、1,300万から5,000万の分子量のものまであります。

その最大の特徴としては、水分を含ませる事で、増粘作用がある事です。その機能を利用して、食品や化粧品などに使用されています。また、分離を防ぐための、安定剤としての役割もあります。

そして、成分として安定感が高く、耐熱性、耐寒性があり、高温領域でもその粘度が持続し、温度が下がっても粘性が落ちない特徴があります。また、塩分濃度、酸、アルカリなど下でも、粘度が安定していることから、食品添加物として、ソース、ケチャップ、マヨネーズ風調味料、カップスープ、ゼリー、プリンなどに使用される他、化粧品の成分として使用されています。

ただ全く、粘度が変質しない訳では無く、天然のキサンタンガムは、2重らせん構造ほしており、このらせん状態の時に粘度が最大になる特徴があり、低温で塩イオン濃度が高い時にこのような構造になり、逆に高温でイオン濃度が低いときには、粘性は下がる特徴があります。

キサンタンガムの効果、効能

キサンタンガムの最大の特徴は、増粘作用と安定作用です。主に食品添加物の増粘剤や分離防止の安定剤として使用されています。そのため、食品への表示の場合 多糖類増粘剤と表示されています。

食品添加物としての添加量としては、ドレッシングで0.1%、濃厚なスープなどでも0.4%程度でその、とろみが出やすい特徴があります。

そして、化粧品である、シャンプー、コンディショナーなどの増粘剤や、薬液が分散しないようにするための、安定剤としの特徴があります。

キサンタンガムの毒性、副作用、安全性

キサンタンガムは、食品添加物として使用されている事から、毒性は低く、安全性は高いものですが、原材料がトウモロコシ澱粉という事もあり、取り過ぎる事で、糖尿病や肥満の原因となるものです。また、多糖類は難消化性をもっているため、下痢や軟便になりやすいといった特徴があります。

しかし、化粧品成分として使用される場合は、安全性が高いと言えます。

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参考資料

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