プロピルパラべンは防腐剤として使用されるパラべン類のひとつです。プロビルパラべンは水溶性と脂溶性両方の性質があり、パラべン類の中でも中間に位置するものです。そのため抗菌力としても中間と考えてもよいものです。
プロピルパラべン
成分評価3
プロピルパラべンとは
プロピルパラべンは、パラべン類のひとつで、防腐剤として使用されるものです。その抗菌力としては、パラべンの中でも中間ぐらいのものです。
パラペンを使用する目的
パラべン類は、他の防腐剤と比較して、抗菌力が強く、対応出来る菌の種類が多いのが特長です。化粧品類の場合、美容成分と呼ばれる、栄養豊富な成分は、そのまま放置しておくと、2~3日で腐敗するようなものです。早い物では1日で腐敗が始まります。それを防止するのが、防腐剤です。
パラべンは、旧表示成分に入っていたため、アレルギー等のリスクがあるとされて、注目を浴びています。もともと抗菌力のある成分ですので、単体で皮膚に塗ったりした場合、赤くなったりしますし、敏感な人は発疹等が出るのは避けられないでしょう。しかし現在パラペンは、ホジティブリストに入っている成分ですので、使用量が制限されており、使用上限は1%です。しかも実際の使用量としては、企業努力もあり、0.3~0.5%と非常に少ない量で対応が出来ています。また、パラべン類は種類の違うものを複合で使用すれば、抗菌力が強くなり、全体の使用量が減らせる事から、複合で使用されるケースが多いものです。
パラベンは、ひとつのニュース記事がきっかけで、非常に嫌われもの成分として認識された事で、「パラべンフリー」と呼ばれる化粧品がよく出てきます。オーガニックや自然派化粧品と呼ばれるものに見られる現象で、防腐剤が入っていないかのような錯覚をさせる商品が非常に多いです。しかも実際入っている防腐剤の最有力候補として多いのが、フェノキシエタノールです。もともとは、天然成分としてあるものですが、抗菌力が低いため、上限の1%までギリギリ配合する必要があり、抗菌できる細菌が限られているのが特長です。
パラべンフリーの商品に使用されていますが、パラべンよりも危険度が高い成分として判断しています。
プロピルパラべンの効果、効能
プロピルパラベンは、パラべン類の中では中間に位置する性能をもっている防錆剤です。またパラべン類の中で、水溶性、脂溶性両方のバランスが取れている成分のため、水溶性商品、脂溶性商品どちらでも使用が出来る防錆剤です。
プロピルパラべンの毒性、副作用、安全性
プロピルパラべンは、食品添加物として許可を受けている防錆剤です。また防腐剤との位置関係もあり、全体成分量の1%と以下と決められているもので、パラペンは防腐性能が優れている事もあり、パラべン類であれば、0.1%程度で足りるため、副作用等の少ない防腐剤です。
成分が含まれる製品一覧
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守り髪(株式会社ティエラコスメティクス)
botanist シャンプー(株式会社I-ne(イーネ))
ちふれ シャンプー(株式会社ちふれ化粧品)
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参考資料
“[プロピルパラベン]水溶性、脂溶性のバランスが良い防腐剤成分” への4件のフィードバック