市販のシャンプーはアルコール系が主流。3つの問題と対策

市販のシャンプーはアルコールシャンプーが実は主流です。このアルコール系ですが、頭皮や髪の毛に良くない、ということは、耳にしたことがある方も多いかと思います。

さて、このシャンプー アルコール系についてのかかえている問題について解説していきたいと思います。

シャンプーのアルコール系とはどんなもの?特長と問題点

シャンプーはアルコール系、石鹸系、アミノ酸系と界面活性剤を中心に大きく3つに分類しますが、

今回は、このアルコール系シャンプーに焦点をしていきたいと思います。正式には、高級アルコールシャンプーというのが正しい。

よく勘違いする人が多いですが、”高級”と名前がつく事で、価格が高いもの、品質が良いものと思われている方が非常に多いのが驚きです。この高級アルコールの”高級”とは化学用語で”炭素が6個以上ついたもの”と言う意味で、価格、品質には一切関係はありません。

逆に高級アルコール系の界面活性剤は、市場のシャンプー用界面活性剤の中で

実は、1番安価なもののため、大半のシャンプーがアルコール系なのです。価格差にして実に、最大20倍もの価格差があります。

市販のシャンプー アルコール系の特長市販で売られてるシャンプーのほとんどがこの高級アルコール系シャンプーと

呼ばれていて、ドラッグストアーやスーパーなどで多く売られているものです。市販のシャンプー アルコール系の特長は3つです。

  1. 高級アルコールシャンプーは、安い
  2. 高級アルコールシャンプーは、泡立ちが良い
  3. 高級アルコールシャンプーは、洗浄力が強い

と良いことづくしのように聞こえますが、この洗浄力が強い(強すぎる)ことが大問題なのです。強すぎる事で、必要な皮脂まで、除去してしまうのです。

考えて見てください。 汚れ落ちが良い洗剤で、手を洗ってその後、手がガビガビになったらどうでしょうか?洗浄力が強い事が本当に良いと思うでしょうか?

高級アルコールシャンプーの開発の歴史

シャンプーじたいは、開発としては、第二次世界大戦前まで、さかのぼります。花王シャンプーがそれにあたります。

液体になった事で、非常に大ヒットした商品です。ここからシャンプーの歴史が始まりました。それまで、固形石鹸で洗髪していましたが、液体になって使いやすくなったのが、起因でしょう。実際 当時洗髪といえば、1回/週程度が普通だった時代

毎日のシャンプーが普通になったのが、実は1980年代になってからとの事です。CMの放送によって、朝シャンブームが起こったときに 毎日洗髪をする習慣となったようです。

江戸時代は、シャンプーなど無かったのと、髪型が長髪を結っていた関係もあり、1ヶ月に1回程度 さらに 平安までいくと 1回/年 位しか洗っていなかったとの事です。

その関係で、ツゲの櫛のような、目の細かい櫛が誕生したようです。つまり、シャンプーの代わりだったのです。ちょっと話がそれましたが、

近代になり、毎日シャンプーをする事になり、爆発的に使用量も多くなりました。その関係で、主婦には一番嬉しい「価格の安さ」に引かれて市販のシャンプーを使用している方は非常に多いのです。

ただ、現在毎日洗髪をするには、高級アルコールシャンプーは、洗浄力が高いため、現在の生活にあっていないのです。

市販のシャンプー代表である、「高級アルコール系シャンプー」は安く作れる代わりに、洗浄力が強力で、非常に脱脂力が高く、必要な皮脂を除去してしまいます。1回/週程度であれば、積み重なった 皮脂汚れを除去するために、必要だったかもしれないですし、全部取り除いて 半日もあれば、もとにもどるため、たいした問題では無かったかもしれません。

ただ、毎日シャンプーをするような、生活スタイルになった事で、高級アルコール系シャンプーは、悪いシャンプーという評価となったのです。

市販のシャンプー(高級アルコール系シャンプー)の悪い?成分の見分け方

汚れを落とすために、シャンプーには必ず「界面活性剤」が入っています。
市販のシャンプーのアルコール系については、

この、「界面活性剤」についてが問題となります。

色々な種類のシャンプーに入っているものなのですが、

この「界面活性剤」が強すぎるシャンプーを使うと、髪と地肌が傷んでしまうんです。
そのため、脱脂力の強いシャンプーを使いすぎると頭皮が乾燥したりして、

肌が荒れてしまいます。また、洗い過ぎることによって、

必要な皮脂まで、除去され、それを補うために皮脂を過剰に分泌してしまい、

逆に毛穴が皮脂で詰まってしまう場合もあります。

頭皮の新陳代謝も悪くなる事で、

高級アルコール系のシャンプーは育毛等にも不向とされています。

市販のシャンプー アルコール系シャンプーの成分

代表的な成分として

  • ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
  • ラウリル硫酸Na
  • ラウリル硫酸カリウム
  • スルホン酸Na
  • ラウリル硫酸アンモニウム
  • パレスー3硫酸アンモニウム
  • ラウルス硫酸Na

といったような、「ラウルス」「ラウリル」と「硫酸」がつく成分が配合されています。

市販のシャンプー アルコール系の評価 

最近嫌われ者の、アルコール系シャンプーですが、現在の生活スタイルに合っていないだけで、成分として決して悪いわけではありません。

但し、洗浄力が強いことで、必要な皮脂が脱しされて、乾燥する場合とその乾燥を治そうとして、皮脂の過剰分泌の両方発生します。そのため、新陳代謝におおきな影響が出ます。

高級アルコール系シャンプーを使用したい場合、髪と地肌を考えて、使用頻度を1回/週程度もで、かえる必要があります。また、現在、1日1回で使用されている場合はシャンプーを低刺激なアミノ酸シャンプーに変える事をおすすめします

 

参考文献

市販のシャンプーに多い高級アルコール系シャンプーの悪い所・見分け方

高級アルコール系シャンプーに注意!

シャンプー、知らずに使うと頭皮が腐る? ベストバイはどれ? 買ってはいけない商品も