[PEG60水添ヒマシ油]粘性の高い、乳化剤成分

PEG60水添ヒマシ油は、白色~微黄色のペースト状をしており、ヒマシ油を固定化した成分です。非イオン系の界面活性剤で、洗浄力もありますが、どちらかというと水成分と油成分の可溶化乳化剤に使用されます。また、保水剤としての機能もあります。

PEG60水添ヒマシ油

PEG60-水添ヒマシ油
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成分評価 3

PEG60水添ヒマシ油とは

ヒマシ油は、トウダイクサ科のトウゴマの種子から絞り出されたオイル成分で、リシノール酸、オレイン酸、リノール酸と不飽和脂肪酸を多く含んでいます。低温下での潤滑性が良い事で、航空機などの潤滑油にも使用されたものです。しかし、酸化しやすく熱安定性に悪い欠点があります。

そんな、ヒマシ油を水素添加して、酸化しにくく改良して、エチレングリコールと付加重合したものが、PEG60水添ヒマシ油です。PEG60水添ヒマシ油は、非イオン性界面活性剤でもあります。

医薬部外品では、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と呼ばれ、POE硬化ヒマシ油と略す場合もある。PEG60水添ヒマシ油は、分子量の高い非イオン界面活性剤です。分子量も高い事から、低刺激、低毒性で、臭気少なく、安全性の高い成分です。

非イオン系界面活性剤のため、洗浄成分としても、使用できますが、可溶化剤、乳化剤として使用される成分で、濃稠剤、つまり(どろどろ)させる事が出来る成分です。

PEG60水添ヒマシ油の効果、効能

PEG60水添ヒマシ油は、水に溶けにくい油脂成分は、溶かすための可溶化剤や、乳化剤としての働きがあります。また、非イオン性界面活性剤のため、洗浄剤としての働きもあります。また、肌に直接つけた場合、肌の保水性向上に利用されています。この効果はリップクリーム、口紅にも応用されています。

PEG60水添ヒマシ油の毒性、副作用、安全性

PEG60水添ヒマシ油は、分子量が非常に高いことで、肌への刺激も少なく、低刺激、低毒性で、臭気少なく、安全性の高い成分です。

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参考資料

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